トランプ「訴訟妨害」次々成功で大統領再選に追い風 ペンス前副大統領は「不支持」表明

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 今秋の米大統領選は民主党のバイデン大統領と、共和党のトランプ前大統領による新旧一騎打ちの構図が固まった。「ほぼトラ」とされる中、醜聞まみれのトランプに追い風が吹いている。

 東部ニューヨーク州地裁は15日(現地時間)、トランプが起訴された不倫口止め疑惑をめぐる業務記録改ざん事件について、25日に予定されていた初公判を延期。トランプ側の請求に基づき、過去に事件を捜査した連邦検察から計10万ページ超の資料提供があったため。初公判の期日は不明だが、30日間遅らせることで双方同意したため、4月中旬になる可能性がある。

 前回選挙で南部ジョージア州の票集計に介入したとされる事件をめぐっては、捜査する地方検事と補佐役の検察官の不倫が判明。州地裁はどちらかが担当を外れるように命じ、検察官が辞任に追い込まれた。トランプの狙い通り、捜査の正当性に影を落とした格好だ。

 一方、トランプに仕えたペンス前副大統領はFOXニュースのインタビュー(15日放送)に「保守とは相いれない政策を追求しており、支持できない」と明言。異例の展開になっている。

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